茶畑の中心で農業政策
中日新聞のマニフェストと現場と言う特集記事にチャバチューの取組みが載っていた。
タイトルは、良い茶葉も値崩れ 茶畑の中心で農業政策に募る不信
いつの間にか、選挙記事に・・・・!?
内容は以下の通りです。
良い茶葉も値崩れ
「結婚してくださいっ!」。カップルたちが絶叫した。初夏の藤枝市山間部、瀬戸ノ谷・蔵田地区の茶畑であった告白イベント「茶畑の中心で、愛をさけぶ」での光景だった。テレビで全国放送され、主催した住民グループには「茶畑でデートしたい」など問い合わせが相次いだ。
人気の小説やドラマにちなんだ話題づくり-と映るかもしれない。だが、地元の茶業界にとっては重い意義を持った。茶農家の森下隆正さん(59)は語る。「若者に茶畑に来てもらい、もっと茶に関心を持ってもらわなければ…」
◇
森下さんによると、今夏の一番茶の平均取引額は昨年より1割以上落ちた。1キロ当たりで昨年は3300円だったが、今夏は2800~2900円。
茶の出来はいつも通り。「今までは良いお茶をつくっていれば、それなりに買ってくれたのに…」と森下さん。納得しがたい苦境は、昨今の茶農家に共通している。若者たちを中心に、手軽なペットボトル茶が好まれ、急須で入れる機会が減るライフスタイルの変化が背景にある。
県お茶室によると、県内の茶農家は1990年度は4万3240戸だったが、2005年度の時点で1万7731戸。茶価の低迷に高齢化が拍車をかけている。
◇
「曲がり角」。日本の農業の現状は、こう評される。人件費や地価が安い海外との厳しい競争、消費の低迷、低価格志向の高まり…。藤枝の茶農家を取り巻く苦境は、あらゆる農産物に共通だ。
輸入の比重が大きい小麦などの国際価格が高騰するたび叫ばれる食料自給率のアップも、農家の経営が成り立たないような環境では無理だ。
それだけに、衆院選でも農業対策は与野党に共通するマニフェストの柱になっている。
例えば民主党は、農家への戸別所得補償を掲げる。原則としてすべての販売農家を対象に、農産物の出荷額が生産額を下回った場合に差額を補償する案。当面は米、麦、大豆、菜種の4品目が対象だが、林芳久仁・民主党県連政調会長は茶を前提に「段階的に対象になるよう党本部に要望した」と話す。
ライバルの自民党も、農協を重要な支持母体としてきただけに「意欲ある農家の所得最大化」を掲げる。大石哲司・自民党県連政調会長は「小規模でも、やる気を持つ農家を支援していかなければ。これまでの農政の原則を強化していくべきだ」と説明する。
支持の行方は不透明だ。例えば兼業農家の男性(61)は、戸別補償を「今までの自民と同じばらまき」としながらも「もらえるものはもらいたい。不況だし民主に入れる」。別の茶農家の男性(59)は「民主はどうせ短命政権。長期的な視点では自民のほうがまし」。
それでも、これまでの農政に不信が渦巻いているのは間違いない。ある茶農家の男性の言葉が、仲間の不満を代弁する。「後継者がいない。もうからないから未来を感じないんだ」 (静岡総局・広瀬和実、焼津通信部・高橋健一)
私は、この記事のインタビュー内容に現在の農業者の問題点が浮き彫りとなっていると感じる。
これから山間部の取組みには、チャバチューの発想が必要だと思う。
将来、新しいお茶の市場開拓をしてみたい。

タイトルは、良い茶葉も値崩れ 茶畑の中心で農業政策に募る不信
いつの間にか、選挙記事に・・・・!?
内容は以下の通りです。
良い茶葉も値崩れ
「結婚してくださいっ!」。カップルたちが絶叫した。初夏の藤枝市山間部、瀬戸ノ谷・蔵田地区の茶畑であった告白イベント「茶畑の中心で、愛をさけぶ」での光景だった。テレビで全国放送され、主催した住民グループには「茶畑でデートしたい」など問い合わせが相次いだ。
人気の小説やドラマにちなんだ話題づくり-と映るかもしれない。だが、地元の茶業界にとっては重い意義を持った。茶農家の森下隆正さん(59)は語る。「若者に茶畑に来てもらい、もっと茶に関心を持ってもらわなければ…」
◇
森下さんによると、今夏の一番茶の平均取引額は昨年より1割以上落ちた。1キロ当たりで昨年は3300円だったが、今夏は2800~2900円。
茶の出来はいつも通り。「今までは良いお茶をつくっていれば、それなりに買ってくれたのに…」と森下さん。納得しがたい苦境は、昨今の茶農家に共通している。若者たちを中心に、手軽なペットボトル茶が好まれ、急須で入れる機会が減るライフスタイルの変化が背景にある。
県お茶室によると、県内の茶農家は1990年度は4万3240戸だったが、2005年度の時点で1万7731戸。茶価の低迷に高齢化が拍車をかけている。
◇
「曲がり角」。日本の農業の現状は、こう評される。人件費や地価が安い海外との厳しい競争、消費の低迷、低価格志向の高まり…。藤枝の茶農家を取り巻く苦境は、あらゆる農産物に共通だ。
輸入の比重が大きい小麦などの国際価格が高騰するたび叫ばれる食料自給率のアップも、農家の経営が成り立たないような環境では無理だ。
それだけに、衆院選でも農業対策は与野党に共通するマニフェストの柱になっている。
例えば民主党は、農家への戸別所得補償を掲げる。原則としてすべての販売農家を対象に、農産物の出荷額が生産額を下回った場合に差額を補償する案。当面は米、麦、大豆、菜種の4品目が対象だが、林芳久仁・民主党県連政調会長は茶を前提に「段階的に対象になるよう党本部に要望した」と話す。
ライバルの自民党も、農協を重要な支持母体としてきただけに「意欲ある農家の所得最大化」を掲げる。大石哲司・自民党県連政調会長は「小規模でも、やる気を持つ農家を支援していかなければ。これまでの農政の原則を強化していくべきだ」と説明する。
支持の行方は不透明だ。例えば兼業農家の男性(61)は、戸別補償を「今までの自民と同じばらまき」としながらも「もらえるものはもらいたい。不況だし民主に入れる」。別の茶農家の男性(59)は「民主はどうせ短命政権。長期的な視点では自民のほうがまし」。
それでも、これまでの農政に不信が渦巻いているのは間違いない。ある茶農家の男性の言葉が、仲間の不満を代弁する。「後継者がいない。もうからないから未来を感じないんだ」 (静岡総局・広瀬和実、焼津通信部・高橋健一)
私は、この記事のインタビュー内容に現在の農業者の問題点が浮き彫りとなっていると感じる。
これから山間部の取組みには、チャバチューの発想が必要だと思う。
将来、新しいお茶の市場開拓をしてみたい。